リリースノート: パブリック版 日本国内先行リリース
2024年4月に発表をしたMorph Beta 2以降、エンジニアやデータサイエンティストの方が簡単にデータアプリケーションを構築することができる体験を実現するために、大幅な機能改善を行いました。
これまでMorphが注力していたAIによるコーディング支援に加えて、SQL, Python, MDX(Markdown + React)を用いてリッチなデータアプリケーション構築することが可能となり、ビジネスにおけるデータの価値を引き出せるデータワークスペースとなりました。
これらの機能を備えたパブリック版の一般公開に先駆けて、日本国内のお客様向けに先行リリースいたします。
本記事では、先行リリース時点で含まれる機能やアップデートについてお知らせいたします。
マークダウンベースのデータアプリケーション構築
マークダウンの拡張形式であるMDXを用いてデータアプリケーションを簡単に構築することができます。Reactのコンポーネントが既に用意されているので、SQLやPythonで分析した結果を活用して動的なデータアプリケーションを構築します。
ビジネス要件で複雑なUIが必要な場合にもReactコードをカスタマイズすることで柔軟なアプリケーションの構築が可能になります。
SQL・Pythonを活用したデータ分析環境
MorphではSQLとPythonをそのまま活用してデータ分析が行えるフレームワークを提供しています。SQLではJinjaを活用して動的なSQL文を記述することで、複雑なパイプラインの構築も可能になります。また、Pythonの実行環境ではpipのエコシステムを活用して自由にパッケージのインストームも可能なため、グローバルなエコシステムの力をそのまま分析環境に活用できます。
VS Codeベースのクラウドエディター
MorphのクラウドIDEは、VS Codeをベースにしています。そのため、エンジニアの方が普段使用している環境と同じ環境でコーディングを行うことができます。更に既存のVS Code Extensionに加えてMorphが独自に作成しているExtensionを使用することによって、よりリッチな開発環境を手にいれることができます。
Morph AI: コーディングをサポート
Morph AIは、接続しているDBのスキーマや前処理のロジックを理解してコーディングを手助けしてくれます。自動でコードを書いてくれるだけではなく、分析のステップに分解してパイプラインを自動で構築するなど自律的な分析業務をサポートします。
今後の展望
Morphは、データアプリケーション構築のプロセスをよりシンプルにし、データの価値を引き出すためのプラットフォームとして進化を続けています。今後も、エンジニアやデータサイエンティストの方がより効率的にデータアプリケーションを構築できるような機能を提供していきます。
Morphのパブリック版の一般公開に向けて、日本国内先行リリースを行うことで、日本国内のお客様にもMorphの価値を体験していただける機会を提供いたします。
ウェイトリストに登録いただいたお客様には、先行リリースのご案内を順次お送りいたします。