Morph

LLMコンポーネント - ローンチウィーク #2

ローンチウィーク
2024-12-16
三橋 啓多
Co-founder, COO

本日から、Morphの2回目のローンチウィークが始まります!これから5日間にわたり、Morphに新たに追加された機能をご紹介します。

初日となる本日は、AIを活用したカスタムダッシュボードを簡単に構築できる新機能「LLMコンポーネント」をお届けします!この機能により、カスタムAIチャットやコンテンツ生成を含む次世代のデータアプリケーションを構築するための可能性が大きく広がります。

コンポーネントを配置するだけで、カスタムAIアプリを実現

MorphのLLMコンポーネントは、コードを通じてAI機能をアプリやダッシュボードにシームレスに統合するための強力なツールです。Morphのフレームワークでは、フロントエンドをマークダウン形式で記述することができ、マークダウン内でLLMコンポーネントを直接活用することが可能です。これにより、開発者は柔軟性を維持しながら、LLM(大規模言語モデル)を活用したカスタムアプリを簡単に構築できます。

フロントエンドとバックエンドのコードベースが統合されているため、ビジネスロジックに基づいた高度なAIアプリを迅速にデプロイできます。コンポーネントは以下のようにシンプルで、Pythonスクリプトとの疎通も postData にエイリアスを指定するだけです。

<LLM
  postData="openai-api"
  layout="chat"
  height={600}
/>

Chat GPTやClaudeをPythonでカスタマイズ

LLMコンポーネントでは、Chat GPTやClaudeといった人気の大規模言語モデルをPythonを使って直接操作し、柔軟にカスタマイズできます。

たとえば、以下のようなシナリオで役立ちます:

  • 高度なプロンプトエンジニアリング:Pythonコードでユーザーの入力に応じて動的にプロンプトを生成。
  • ビジネスロジックの埋め込み:条件に応じた異なる応答や処理をPythonで実装。
  • データ連携:特定のデータセットやAPIから取得した情報を基にAIを操作。

開発者はMorphの環境内でこれらのカスタマイズをフルに活用し、独自のニーズに合ったAIソリューションを構築できます。

Pythonを使ったAI機能のカスタマイズについては、明日の発表をお待ちください!

ビジネスデータをAIに参照させる

MorphのLLMコンポーネントは、ビジネスデータをAIに直接参照させる仕組みを提供します。たとえば、以下のようなケースで利用可能です:

  • データベース連携:SnowflakeやBigQueryと連携して、リアルタイムのビジネスデータをAIが参照。
  • 自然言語クエリ:ユーザーが自然言語でデータの検索や分析をリクエストし、その結果をLLMを介して提示。
  • 動的な洞察生成:過去のトレンドや統計データをAIが自動分析し、次のアクションを提案。

この仕組みにより、AIを活用した新たなビジネスインサイトの発見が可能になります。

データ分析と並べることで、次世代のダッシュボードを構築

LLMコンポーネントを使用することで、データ分析機能とAI機能を1つのダッシュボード内で統合できます。

AIが生成する動的な回答と、グラフやテーブルなどの静的なデータ表示を組み合わせることで、次世代のデータアプリを構築できます。

ai-dashboard-sales-ja-scribble

Morphは、コードベースでデータアプリやダッシュボードを開発できる環境を提供し、開発者の自由度を最大限に引き出すことを目指しています。このLLMコンポーネントを活用して、AIとデータ分析を融合させた新しい体験を実現してください!


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