Morph

オープンソース版フレームワーク - ローンチウィーク #2

ローンチウィーク
2024-12-18
三橋 啓多
Co-founder, COO

Morphフレームワーク

Morphは、Pythonでの開発を中心に据えた、データアプリの構築とデプロイのためのフルスタックフレームワークです。

Morphフレームワークは、以下の特徴を備えています。

  • すぐに始められる 🚀 - インストールから起動までたった3つのコマンドで完了します。
  • デプロイと運用志向 🌐 - デプロイと実際の運用がスムーズであることを重視しています。Morphのクラウドサービスにデプロイすることで、ユーザー認証やセキュアなデータ連携が利用できます。
  • HTML・CSSの知識が必須ではない🔰 - マークダウンファイルに用意されたコンポーネントを配置するだけで、アプリが構築できます。
  • 高いカスタマイズ性 🛠️ - PythonとSQLを自由な順番で組み合わせてデータパイプラインを構築することができます。また、必要であればカスタムReactコンポーネントを使って高度なUIを実現できます。

Morphを用いた開発の基本的な流れは以下の通りです。

  1. Pythonを用いてデータ処理を構築する。
  2. MDXファイルを作成する。各MDXファイルがアプリ上の1ページになります。
  3. コンポーネントをMDXファイルに配置し、接続したいデータのaliasを指定する。

たったこれだけで、Pythonを用いたインタラクティブなデータアプリが構築できます。

実際のプロジェクト構造は以下のようにシンプルです。

.
├─ pages
│  └─ index.mdx
├─ python
│  └─ closing_deals_vis.py
└─ sql
   └─ closing_deals.sql

クイックスタート

Morphフレームワークは、たった3つのコマンドでインストールから起動までが完了します。

  1. インストール
pip install morph-data
  1. プロジェクトの初期化
morph new
  1. 開発サーバーの起動
morph serve
  1. ブラウザで localhost:9002 を開く

より詳しいガイドは、Githubリポジトリや、ドキュメントを参照して下さい!

なぜオープンソースにするのか

これまで、データアプリを迅速に開発したいというユーザーの皆様の声を聞いてきました。そして私たちは、クラウドサービスを提供してきました。しかしながら、特にMorphを使ってみようか迷っている方々にとって、オープンソース版を提供し、自分のマシンで試すことができる環境を用意することがとても便利であるということに気づきました。

特に、実際のビジネスデータを用いてデータアプリを構築したいと考えている方々にとっては、データソースをクラウドサービスに接続するために、組織の許可を得ないといけないという状況があると思います。

今回リリースしたオープンソース版を使っていただくと、お手元のマシンでMorphの機能を試していただくことができます!

クラウド版でのみ可能なこと

オープンソース版は、あくまでフレームワーク部分のみの提供となっており、Morphの全ての機能が使えるわけではありません。以下が、クラウド版でのみ利用可能な機能です。

  • 1クリックでのデプロイとURLでのアプリ共有
  • ユーザー認証とユーザーの識別
  • ジョブスケジューリング
  • データ接続情報の自動管理

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